デンタルシステムズでは、時間と場所にとらわれず、自宅や訪問先などどこでも入力できるクラウド型歯科用レセコン「POWER5G」を提供しています。

インターネット回線さえあれば、パソコンやタブレット端末などから気軽にアクセスできるので、いま訪問診療をはじめ、多くの歯科クリニックで利用されています。
 
そんな「POWER5G」とは、いったいどんなレセコンなのか、レセプト業務に詳しいデンタルシステムズ名古屋営業所長の土井 崇希氏にインタビューしました。

デンタルシステムズ株式会社
名古屋営業所  所長　土井 崇希

電気製品やインターネット関連の仕事を経験した後、2017年にデンタルシステムズに入社。
現在は名古屋営業所の所長として、マネジメントにあたっている。趣味は映画で、一度観出すと止まらなくなるほど、時間を忘れて没頭するタイプ。レセコンの機能についても徹底的に調べ上げているため、先生からの信頼も厚い。家庭では子煩悩な2児のパパ。

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デンタルシステムズのPOWER5Gが訪問診療で選ばれる理由

――デンタルシステムズのレセコンは、訪問診療を行う歯科医院でよく利用されていますが、それはなぜでしょうか？
 
土井：やはりクラウド型なので、訪問診療に出かけたときにどこでも入力ができるので、わざわざクリニックに戻ってこなくてもいいというのは大きなメリットですね。

訪問先で入力してもいいですし、自宅に戻ってから入力することもできます。残業代の抑制にもなり、効率よく業務を進められるので、柔軟な働き方が可能です。

たとえば育休をとっていた人が、職場に復帰して時短勤務をするときも、クリニックに出向かずに働けるような環境であれば無理なく働くことができます。

出勤がないので、お子さんの面倒を見ながら自宅で仕事をすることもできますし、隙間時間を活用するなどさまざまな働き方が選べます。

これによって訪問診療で働く人の離職率が減り、復職率が増えました。
医療業界は女性が活躍する業界なので、出産・子育てなどのライフイベントは避けて通ることができません。
女性がせっかく働きたい意欲があっても、クリニックに出勤しなければならないと大変なので、クラウド型のレセコンがあればその点を改善させることができます。

 
また、歯科訪問診療料や訪問歯科衛生指導料など、人数によって区分が変わる点数について、修正が行いやすいというのも、当社のレセコンが選ばれる理由です。

診療項目に対して日時の入力を間違えた場合の修正もしやすく、歯科医師の訪問診療料と歯科衛生士の訪問歯科衛生指導料をそれぞれ別のタイミングで入力することができる点も、喜ばれています。

クラウド型歯科用レセコンの現状

―― クラウド型のレセコンを使用している歯科医院は、全体の何％ぐらいありますか？

土井： 10％ぐらいだと思います。クラウド型のレセコンを使っている歯科医院は、まだかなり少ないですね。その中でも一番のシェアを占めているのが、当社の「POWER5G」です。

――クラウド型のレセコンを使用している歯科医院が少ない理由は、何だと思いますか？

土井： 一番大きな理由は、タイミングだと思います。多くの歯科医院様は、およそ6～8年のリース契約を結んでいるので、ちょうど更新タイミングでないと切り替えの検討をしていただくことも難しいことです。
 
また、システムが変わると入力の仕方も変わるので、スタッフ様の反発を受けるケースもあります。一方で訪問診療の現場では、朝から夜まで診療を行った後、事務所に戻ってカルテ入力されているということもお聞きします。

クラウド型の利点を生かし、残業抑制等でスタッフ様の健康面でも貢献できれば嬉しいと思います。

クラウド型歯科用レセコン「POWER5G」ってどんなレセコン？

――「POWER5G」とはどんなレセコンなのでしょうか？

土井： 業務の効率化と、働き方改革を実現できる、クラウド型の歯科用レセプトシステムです。「POWER5G」を使うことによって、自宅で働くこともできますし、入力しやすいので業務の時間を短縮することもできます。また、クラウドなのでパソコンが故障してしまってもデータが保全され、障害に強いという特徴もあります。

 
――「POWER5G」のメリットは、他にも何かありますか？

土井： POWER5G独自のチェック機能があり、歯科訪問診療の人数区分の入力ミスを、未然に防ぐことができます。
 
訪問診療の評価の点数が、令和6年6月から変わりますが、そのひとつの例として「20分未満の歯科訪問診療の評価の見直し」があります。

改定後の点数は、たとえば訪問診療の時間が20分以上だった場合、個人宅を訪問したときは1,100点、同一建物に居住する2人～3人以下の診療をしたときは410点、4人～9人では310点、10～19人では160点、20人以上では95点となります。

※「令和６年度歯科診療報酬改定の主なポイント｜厚生労働省」より画像を引用

これをレセコンに入力していくわけですが、規模の大きい訪問診療所では大勢で訪問することも多く、中には人数区分を間違って入力してしまう人もいます。
そのようなときは、それらを修正しようとすると結構大変なのが他社さんのレセコンです。

 
当社のPOWER5Gは、入力した段階で間違っていると「人数区分が混在しています。」と表示されるので、入力ミスを防ぐことができ、修正もワンクリックで済むという特徴があります。細かいことですが、これは入力する上で意外と大きなメリットです。

また、先ほども少しお話ししましたが、先生と歯科衛生士さんでは、訪問診療に行ったときの点数が異なります。

たとえば先に歯科衛生士さんが訪問診療に行って、後から先生が行ったときに、当社の場合はそれぞれ訪問したタイミングで入力することができます。
他社の場合はまとめて入力しないといけないのですが、後入れがしやすいというのは、当社の機能的な強みですね。
 
各社それぞれの良さがあるため、弊社が絶対に良いというわけではありませんが、POWER5Gでできること、利用していただくことで可能な運用スタイルが、医院様の方針や目指したい形につながると嬉しいです。

 
――逆に「POWER5G」のデメリットはありますか？

土井： やはりインターネット環境が必要なので、インターネットが使えなくなるとアクセスできないという点でしょうか。
 
ただ、回線トラブルが実際に起こるのかというと、そんなに起きるものではありません。スマホのテザリング機能も利用できるので、一時的な対処も可能です。
停電になったら使えなくなるのは、クラウドでなくても同じですし、そこまでデメリットとはいえないでしょう。

歯科医院のコスト削減や業務効率化に貢献するPOWER5G

――POWER5Gを利用して、コスト削減や業務効率化を実現した事例を、教えてください。

土井： 在宅で事務作業ができるようになったことで、労働時間を削減でき、残業しなくてよくなった歯科訪問診療所があります。それによってコスト削減が実現したり、修正作業をするときに一括変換ができるようになり、事務的な業務量も削減されました。
 
さらに、前回の診療内容について、紙カルテを持っていかなくても閲覧できるので、紙カルテの準備が不要になったことも、業務効率化につながりました。

 
――このような事例があることで、今後歯科訪問診療のスタッフが充実する可能性はありますでしょうか？

土井： あると思います。訪問系の仕事は、ドクターや歯科衛生士さんの就職希望者が少なく、採用しづらいという現実があります。

そのため、働いてくださっているスタッフは非常に貴重な存在です。その貴重なスタッフが働きやすい環境づくりをすることによって、離職率が低下し、長く働くスタッフが増えることでより良い職場にすることもできます。コストを削減できた分は、給与アップにつなげることもできるのではないでしょうか。

医院様のご要望に合わせて柔軟なご提案が可能な歯科用レセコン

――現在クラウドのレセコンを利用していない歯科医院さんに向けて、ひと言メッセージをお願いします。

​​​​​​​土井： クラウド型のレセコンは、歯科医院様のご要望に合わせて柔軟なご提案が可能ですので、歯科医院様の利益拡大や、サービスの質の向上につながるようなお付き合いをさせていただけたらと思います。

クラウド型レセコンを通して、業務効率化や働き方改革のお手伝いできる日を、楽しみにしております！

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