クリニックの広報マーケティングを通して、歯科の大切さを地域に広める|歯科医院さんに知ってもらいたいお仕事図鑑⑥
歯科クリニックも、他院と差別化して魅力をアピールする「ブランディング」や認知・周知をする「マーケティング」が必要な時代です。
でも、「ホームページの制作業者と契約しているけれど、毎月お金ばかりとられてほとんどサポートがない」というようなクリニックも、実は少なくありません。そんな中、クリニックの広報マーケティングを通して、歯科経営のサポートと同時に歯科の大切さを社会に広めたいとがんばっている人がいます。365歯科広報室代表の、星野一樹さんです。
いったいどんなサービスを展開しているのか、詳しくお聞きしてみました。
365歯科広報室
代表 星野 一樹さん1990年群馬県生まれ。大学でグラフィックデザインを専攻し、広告ベンチャー企業を経て2014年に24歳でデザイン事務所を設立。その後、兆円企業の創業者が手掛けるスタートアップ事業のメンバーとなり、トップクラスの経営、マーケティング、組織マネジメントを現場格で学ぶ。自身のデザイン事務所では、個人事業主〜数億円規模の企業の伴走支援を行う。2021年から歯科医院の広告業務に携わり、予防歯科中心の情報発信・コミュニティ型歯科医院のサポートに取り組む。「歯科医院」×「マルシェ」の地域活性プロジェクトを立ち上げ、2024年に「365歯科広報室」を設立し、専門的に歯科業界をサポートする。
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歯科医院をサポートする「365歯科広報室」とは?
――「365歯科広報室」とは、どんなサービスなんですか?
星野さん:メインの事業は、歯科クリニックにおける集患の部分のマーケティングです。
競合のクリニックを分析して、どういう立ち位置で戦っていったらいいかといった戦略的な部分を提案したり、その戦略を実行していくためのマーケティングのお手伝いをしています。
アナログ戦略(現場の院内マーケティング、チラシ、パンフレット 等)・デジタル戦略(SNSやホームページ 等)問わず、無数にある施策を組み合わせて、実際の集患につなげるためのサポートを行います。
――365の数字には、どんな意味があるんですか?
星野さん: 1年365日、対応しますという意味です。クリニックは基本的に土日祝日はお休みですが、院長先生は休みの日に戦略を考えたり、経営を考えたりされていると思います。
その土日祝日も、平日と同じようにパートナーシップを組んで、ご一緒に戦略を考えています。
「365歯科広報室」ではどんなサポートが受けられるの?対応エリアは?
――具体的にはどのようなお仕事をしていますか?
星野さん: 院長先生と初めてお話をする際には、まず私がクリニックの自己分析と競合分析を行います。同じ市区町村にあるクリニックや、先生ご自身が意識されているクリニックなどをExcelシートにピックアップし、細かく分析した上で、「こういうカテゴリーが抜けているので、こういう部分で戦っていきましょう」といった戦略をご提案します。
そしてその戦略を実現させるために、具体的に何をしたらいいかを考案し実務実行を行います。
たとえばSNSやホームページのコンテンツを強化したり、先生の情報発信を増やしたり、小児向けのイベントを企画するといった方法もあります。
――星野さんはイベントの企画もやられるんですか?
星野さん: はい、イベントの企画もしますし、当日の運営も行います。
患者さんとクリニックを繋ぐ集患の部分に関しては、ほぼすべて関わっています。
「365歯科広報室」の事例・成果をご紹介
――実際にマーケティング戦略を実行して成果を上げた歯科クリニックの事例があれば、教えてください。
星野さん: クリニックの売上規模で言うと数千万円〜3億円ほどのクリニックの伴走支援を行っております。意外と抜け落ちているクリニック概要パンフレットや自費治療を訴求するチラシなどを作成し、現場でのコンサルに導入することですぐに自費の契約率が向上したり、道路看板のアナログなものとWEB広告などのデジタルのものを複合的に組み合わせて小児向けのブランディングを構築できたケースもあります。
小児特化という事でしたら、「まずは単純に子どもたちを集めましょう」という戦略を立て、内装のリニューアルやマルシェイベントを打ち、とても効果的でした。
――内装をどんな風に変えたんですか?
星野さん: コロナ禍ということもありおもちゃが出せず、広いキッズ待合スペースを活用しきれていなかったので、壁紙を全部張り替えて、子ども向けのイラストにして空間作りを行いました。
そして、それを実際に地域の親御さん・子どもたちに見てもらうために、マルシェイベントを企画しました。地域の人たちや、現在通院している患者さん、子どもたちが歯科治療とは関係なく集まる機会をつくりたかったんです。
院内では子どもたち向けに歯医者さん体験会などのイベントを企画し、駐車場ではキッチンカーやお店を集めて大規模開催しました。
食事を提供するキッチンカーに来ていただき、飲み物やおやつなど、物販を行う出店者を地域で募ったところ、15~20店舗ぐらい集まりました。
そんなマルシェイベントを年に2~3回開き、その時に院内を見学できるようにしています。歯医者さんでいう開業時の内覧会を何度も開催するイメージですね。
――マルシェイベント以外には、どのようなことをしましたか?
星野さん: 小児に特化した歯科クリニックであることをアピールする看板を、市内に5件ほど設置しました。Web上では小児矯正のランディングページを作成し、Googleの検索広告やインスタの広告なども使って、認知を広めるための活動をしました。
それを1~2年積み重ねてきたところ、市内で「小児だったら、○○クリニックだよね」という位置づけができてきています。実際にそのクリニックでは、小児矯正を初診の主訴とした患者さんがすごく増えています。
――実際に星野さんのサポートによって、確かな成果を出しているクリニックがあるんですね。
星野さん: はい、数あるクリニックの中には、歯科のコンサル会社や広告業者と高額のサブスク契約をして、実際にはサポートがあまりなく、成果を出せていないところも多いようです。そうではなく、クリニックの正式な広報担当スタッフとして院長先生・スタッフさんとチームとして連携し、誠実に関わって、きちんと成果を上げていきたいという思いが強くあります。
「365歯科広報室」 の料金やプランや対応エリアは?
――星野さんはいまどちらの地域でお仕事をされているんですか?
星野さん: 現在は岡山県に在住していますが、仕事は全国に対応しています。実際に東京など関東や関西方面のお客様もいて、毎月伺っています。
――金額的にはどのぐらいでお願いできるのでしょうか?
星野さん: 私がクリニックの広報スタッフとして入って、総合的なマーケティング戦略の立案・実務実行するプランでいくつかグレードがございますが、月々10万円ほど〜です。
例えばインスタグラムだけ担当する場合はそれ以下の金額で対応できたりします。院長先生のご要望に応じて無駄なくカスタマイズされますので、まずはお問い合わせいただければ幸いです。
(↑マルシェイベントの様子)
――マルシェイベントをやりたい場合はどうなりますか?
星野さん: マルシェイベント企画・運営サポートというメニューがございますので、イベント希望に応じてご依頼いただく形となります。
まずはどのくらいの規模でできるか、どんなイベントを打ちたいのかをクリニックとじっくり協議していきます。サポート範囲としましては、キッチンカーやお菓子を販売する人、物販を行う人、ワークショップをする人などを召集し、イベントチラシの作成、SNS投稿用の画像作成など、実務実行をお任せいただけます。
イベント集客はクリニック自身でも患者さんに対してチラシ配布やSNS配信を行いますが、集まってくれた出店者それぞれでも告知していただきます。
マルシェイベントに出店することで、地域のネットワークづくりにもつながるため、皆さん積極的に出店しています。
――イベントには何人ぐらい集まるのでしょうか?
星野さん: クリニックの抱えている患者さんの数にもよりますが、イベントはだいたい3時間ほどで開催し、全体で200~300人は集まっています。子ども向けの歯医者さん体験会も、毎回30人限定ですが満員御礼となっています。かなり賑やかで、地域でも認知度のあるイベントになってきています。
小学生以下の小さいお子さんのいるファミリー層のご来場が多く、マルシェに来たらそこでお昼ご飯を食べて、キッズスペースで遊んだりして帰っていきます。
そのときに歯医者さん体験会も開くのですが、子どもたちは白衣を着て、歯医者さんになりきって体験をします。
実際に「歯医者さんになりたい!」と言っている子もいますし、歯医者が苦手で口を開けられなかった子が、体験会に出てから楽しみに通えるようになったケースもあります。単純に嬉しいですし、現場のスタッフたちの良いモチベーションにもなっています。
医院様ごとに戦略や手法を変えて広報全体を一元管理
――マーケティングの手法はクリニックによってさまざまなのでしょうか?
星野さん: もちろんそうです。十人十色、68000件68000色ですよ。インプラント特化のクリニックやマウスピース矯正特化のクリニックなど、得意とする領域によってもマーケティングの戦略や手法はまったく異なります。
また、「誠実に治療をしているのに、新患がまったく増えない」と悩む院長先生も多くおられます。そのような場合も、どこに問題があるのかをマーケティングの観点から考え一緒に良いクリニックづくりができたらと思っています。
マーケティングの手法だけでなく、SNS運用やホームページ、チラシ、看板の制作などの実務も、すべて当社が一元管理できます。そのため、私とコミュニケーションをとっていただければクリニックの広報全体が一体化できます。
――歯科クリニックの方々に向けて、星野さんからひと言メッセージをお願いします。
星野さん: 私は「歯科の大切さをまちの歯科医院を中心に地域の人たちに広めたい」という思いが、事業の根底にあります。歯科クリニックに特化したマーケティングを行いたいと思ったのも、そのためです。たとえば歯医者さんに子どもを連れて行くと、お口の発達の大切さや歯磨きの仕方を教えてくれますよね。それは子どもの健やかな成長、子育てにとってすごく大切なことだと思っていて、それをもっと多くのママやパパに知ってもらいたいんです。
歯科クリニックに、言ってしまえば今風のマーケティングを導入することで、地域のママやパパに歯科の情報が届くので、「歯医者さんに子どもを連れて行こう」と思ってもらえます。それが結果的には、子どもたちの人生を変えるところまでつながっていくのではないかと思っています。
もし、歯科の大切さを広めたいという熱い想いを持ったクリニックの院長先生がいらしたら、ご一緒にパートナーシップを組めたらとても嬉しいです。大変僭越ながら、ご経営や集患、組織マネジメントに関する無料相談も受け付けておりますので、ぜひご連絡いただきたいです。
――星野さん、 役立つお話をありがとうございました!
地域に愛される歯科医院つくりのお手伝い
いかがでしたでしょうか?
近年、歯科医院には競合との差別化や認知向上が求められていますが、集患のための競合分析や戦略を診察しながら行うのは大変ですよね。
ましてやサポートが不十分な業者にお願いし続けるのも…。
そんなときは、歯科の大切さを地域の人たちに広めたいという思いから、マーケティング戦略の立案からSNS運用、イベント企画まで包括的に対応している「365歯科広報室」に、ぜひ相談してみてください。
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