
お金の不安なく、クリニックの本業に100%専念できる財務戦力を提供|歯科医院さんに知ってもらいたいお仕事図鑑⑦
歯科クリニックの院長先生が、日々の診療に追われながら財務や資金繰りのことまで考えるのは、とても負担の大きいことです。
かといって、肝心要の経営のことを、疎かにするわけにもいきません。
そんなときに、何よりの助っ人となってくれるのが、OREZ.Financial Consulting代表の小橋一輝さんです。小橋さんは元銀行員で、実際にお金を貸し出す側にいた経験を活かし、現在は銀行取引アドバイザーとして歯科クリニックを中心にコンサルを行っています。
小橋さんのサポートを受けると、院長先生はお金の不安なく、クリニックの本業に100%専念できるようになるとのこと。
いったいどんなサービスなのか、お聞きしてみました。
OREZ.Financial Consulting
代表 小橋一輝さん
元銀行員としての豊富な経験を活かし、資金繰り改善・資金調達・銀行取引交渉に特化した財務コンサルタントとして活動。これまでに500社以上の企業、延べ1000人以上の経営者・起業家・開業医を支援し、財務戦略の最適化をサポートしてきた。
財務のプロフェッショナルとして、セミナー登壇や企業研修の実績も多数。銀行取引の本質をわかりやすく解説し、若手銀行員向けの研修や経営者向けの講演でも高い評価を得ている。
趣味は旅行で、独身時代は海外を飛び回り、2歳の男の子のパパである今は国内の家族旅行を楽しんでいる。
目次[非表示]
銀行を辞めて独立を決意した理由――企業を救うために選んだ新たなアプローチ
――小橋さんはもともと銀行にお勤めだったそうですね。銀行を辞めて銀行取引アドバイザーとして独立されたきっかけは何ですか?
小橋さん:私は千葉県の出身なのですが、大学を卒業して2010年に地方銀行に入行し、融資渉外担当として法人企業の創業から事業承継までのステージをサポートしてきました。
ところが2011年に東日本大震災が起こり、私の担当する企業の中には、その影響を受けて業績が悪化してしまったところも多かったんです。そうなると、当然「お金を貸してほしい」ということになるのですが、お金を貸しても返ってこないだろうとわかる企業も多かったんですよ。
私は融資したい気持ちがあっても、銀行としてはリスクをとってまで貸すわけにはいかない。まるで半沢直樹のドラマのようですが、目の前でお客様に土下座されたこともありました。それでも結局は貸すことができず、その会社は倒産してしまい、社長さんは人生を諦めてしまいました。
そのときに、「こういう企業をサポートしたいなら、銀行の中にいてはできない」と、つくづく思いました。銀行員の立場では、取引をする企業に経営のアドバイスをする機会は、なかなかありません。でも本当は、その部分がとても重要なんです。
もし自分が銀行を辞めて、経営の悩みを持つ企業と触れ合い、支援をしていけたら、倒産する企業を1社でも多く救えるのではと思いました。
――銀行員といえば安定の職業だと思いますが、よく独立を決断されましたね。
小橋さん: たしかに安定はしていましたが、融資の一歩先というか、本当の意味での企業支援を考えたときに、銀行では限界があるなと感じました。それで、思い切って独立をしました。
――銀行員の経験があるからこそ、経営者にアドバイスできることがあるということですね。
小橋さん: そうです。 銀行が融資を出すには一定の基準があり、そこに到達しないと融資は受けられません。私の場合、企業の現状と融資を受けられる条件との間にギャップがあったときに、そのギャップを埋めるためにどうしたらいいかを、経営者と一緒に考えることができます。
歯科医院からも依頼の多い「財務コンサルティング」とは?
――小橋さんのお仕事の内容について、詳しく教えていただけますか?
小橋さん: 企業やクリニックの財務コンサルティングを行っています。現在は歯科クリニックからの依頼がとても多く、お客様の7割が歯科クリニックです。クリニックの資金繰りや、事業計画の作成なども含めて、お金まわりのことはすべてサポートしています。いわゆる社外CFOのような立場です。
たとえば新たに医療設備を入れる際に、「銀行から融資を受けたい」というご要望があれば、それに関連する資料作りや資金調達のお手伝いなどもしています。
――クリニックの院長先生がご自身で融資を申し込むのと、小橋さんにやっていただくのとでは、どんな違いがあるんでしょうか?
小橋さん: 院長先生は普段診療でとてもお忙しいので、事業計画書などをあまり作成したご経験がない方も、数多くおられます。そのため、事業計画書を提出する際に、銀行員がどういう情報を欲しがっているかを把握していなくて、どうしてもポイントがずれてしまいがちです。計画書の数字自体も夢物語だったりすると、銀行員が見たときに「これでは難しい」という判断になってしまうケースが少なくありません。
銀行の融資の審査項目も、私の方で把握しているので、それに沿った形で計画書が作れるようにサポートいたします。院長先生から詳しい内容をヒアリングし、私が事業計画書を書かせていただきます。
売上の目標数字なども、「これぐらいだったらいいだろう」という形で書く方も多いのですが、銀行は目標数字がどんな根拠に基づいて作られたものなのか、実現性はどうなのかというところをしっかりとチェックしています。
そのため、融資を受ける場合は、そういうところをきちんと根拠をもって落とし込むことが重要になってきます。
――逆にその根拠がしっかり書かれていると、通りやすいということでしょうか?
小橋さん: そうです。そして面談のときには、その根拠をきちんと院長先生ご自身の言葉で話せるかどうかということも、大事になってきますね。
「財務コンサルティング」を受けた歯科医院のお悩みや成功事例は?
――小橋さんに相談をされる院長先生は、どのようなお悩みをお持ちのケースが多いですか?
小橋さん: 「売上は上がっているけれど、手元にお金が残らない」というケースが、とても多いです。開業する際に銀行から多額の借り入れをしているのですが、銀行に関する情報が圧倒的に少ないため、担当者のいいなりになってしまっているんです。
「銀行にちょっとでも逆らったら、お金を貸してくれなくなるのでは?」と思われている先生もいます。だから、銀行から提示された条件のまま、借り入れをしてしまっているという状況です。
――そのようなクリニックのコンサルをされて、成功した事例を教えてください。
小橋さん: 銀行との取引を適正化することで、金利の支払いを大幅に減らすことができた事例は、結構多いです。たとえば銀行から2%ほどの金利で借りていたクリニックが、銀行員にきちんと評価される決算書を提出したことで、0. 4%ほどの金利で借りられるようになりました。
これによって、支払利息だけで年間300万円ほどを圧縮させることができました。年間300万円といえば、けっして高い金額ではありませんが、クリニックのスタッフ1名ぐらいは雇えるお金を作れたことになります。
「財務コンサルティング」を受ける場合、どんな契約になるの?
――小橋さんにコンサルをお願いすると、どのようなメリットがあるかがよくわかりました。実際にコンサルをお願いする場合は、どのような契約になりますか?
小橋さん: 基本的に顧問契約でやらせていただいています。現在は40社ほどを担当させていただいています。
「財務関係は税理士と顧問契約を結んでいるので大丈夫」とおっしゃる方もいるのですが、税理士は税務関連の業務が中心で、経営の課題解決まで行うケースは多くありません。そのため、クリニックを経営する上では弁護士:税理士・財務コンサルタントの3者が必要になってきます。
資金調達をメインに行う財務コンサルタントは多いのですが、大事なことはお金を借りることではなく、借りたお金をどう使って売上を大きくするかということです。私の場合は銀行の内部情報を熟知しており、現在も横のつながりがあるので、リアルタイムの情報を活かしながらアドバイスをさせていただきます。
お金の心配や資金繰りから解放されて歯科医師が本業に専念できる環境を提供
――歯科クリニックの院長先生に向けて、小橋さんからひと言メッセージをお願いします。
小橋さん: 歯科医師の先生方は、勤務医時代は診療に専念できても、開業をすると財務の管理から人事管理、人材の育成までやらねばならず、大変な思いをされている方も多いのではないでしょうか。
私はそんなご多忙な院長先生が、お金の心配と資金繰りの苦労から解放され、本気で本業に専念できる環境をご提供したいと考えています。歯科クリニックの院長先生から財務に関するご相談をいただき、私のコンサルを受けていただいて、経営が本当に楽になったというケースはとても多いです。
クリニックが閉院してしまう最大の原因は、やはり手元のお金が無くなってしまうことにあります。そうならないためには、お金の管理や運用が最も重要です。私にお任せいただければ、全力でサポートいたします。
――小橋さん、 役立つお話をありがとうございました!
いかがでしたでしょうか?
日々多くの業務に追われ、お忙しい日々をお過ごしの先生が財務のことまで考えるのは、負担が大きいですよね。
そんなときは、元銀行員の視点から、経営におけるお金のアドバイスや、クリニックの資金繰りや事業計画の作成なども含めてお金まわりのことを支援いただける小橋さんに相談してみてください。
お金の不安なく本業に専念できる環境づくりをサポートしていただけます!
【会社概要】
OREZ.Financial Consulting
https://www.orez-fc.com/ (外部サイトに移動します)
■お問い合わせ
k.kobashi@orez-fc.com
小橋さんのセミナー情報
2025年5月9日(金)13:30~14:00で小橋さんがご登壇するセミナーも開催いたします。
セミナーでは「キャッシュが増える歯科医院」と「減る歯科医院」の違いを徹底解説し、資金不足を防ぐための本質的なポイントをお伝えします!
利益は出ているのになぜか手元にお金が残らない、設備投資やスタッフ採用がしたいが資金に不安がある、医院経営を安定させたい先生はぜひご参加ください。
※当日ご都合が悪い場合は録画配信もありますので、まずはお申し込みください!
「手元にキャッシュが残る歯科医院 vs 残らない歯科医院
〜利益が出ててもお金が足りなくなる理由〜」
・会場:zoom(オンライン会議システム)
・開催日時:2025年5月9日(金)13:30〜14:00
・参加費:無料
・アーカイブ(録画配信):あり
■本業に100%専念できる財務戦略マガジンメールを配信しています
登録はこちら⇒https://76auto.biz/cazuking/registp/entryform2.htm
■公式LINE
友だち登録はこちら⇒https://lin.ee/cW5pUlN
▼「歯医医院さんに知ってもらいたいお仕事図鑑」他の記事はこちら!